【日语专业毕业论文】日本人の集団意识について——日本人の性格をめぐる.docx
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日本人の集団意識について
――日本人の性格をめぐる序論
周知のように、牡丹は中国の国花であり、桜は日本の国花である。
牡丹という花は、同じ木の花でも咲く時期は一緒ではないし、形や色が微妙に違う。
同じ木の花でも巧みや美しさを競う。
中国人は牡丹のように、個性が強く、独創的なことをするという意識が強い。
それに反して、日本人は桜そのものである。
国民性といい、思考方法といい、まさに桜である。
日本人は誰でも花を聞くと頭の中に桜が浮かべている。
桜はパッと咲いてパッと散る、咲くときも一緒、散り方も美しい。
一輪一輪の花はこれといった特徴はなく、目立たないが、樹全体、林全体の花となると圧倒されるような華麗さと迫力がある。
日本人は協力のチームーワークを崇拝し、人と人の間に互いに援助し、互いに協力しあい、互いに団結している。
ひとつの桜はきれいではない。
ただし、一面の桜を一緒に集めてきれいになる。
つまり、日本人は行動様式が集団主義で、規律を重んじ、集団からはみ出すことはしない。
一人一人の個性はないが、集団では大きな力を発揮するというのである。
日本が戦後わずか二、三十年の間に、世界第二位の経済大国になった。
その奇跡的な飛躍を成し遂げるのは日本人の集団意識にあったと思う。
日本人のこの集団意識は日本の社会発展と歴史の過程に対しても巨大な影響を及ぼし、日本人のもっとも重要な民族意識の一つである。
中国と日本は一衣帯水の友好隣国であり、世界経済一体化にしたがって、中日両国は各分野においても協力しあっている。
両国の経済発展と友好関係を促進するため、日本人の集団意識がわが国の社会主義建設を促進することに多少役立つかもしれないと思う。
そのため、本文は次の通りに日本人の集団意識を検討してみようと思う。
本論
12
一、集団意識が成立する要因
1.1稲作文化に生まれた
集団意識の成立は、日本の歴史的背景と無縁ではない。
はるか弥生時代に始まった稲作文化は、日本人の集団意識の成立に大きな影響を与えた。
島国である日本はどこの国とも陸続きになっておらず、すべて海によって隔てられている。
この地形によって、日本民族は古くから定住する農耕民がその大部分を占めていて、さらに比較的狭い範囲の小さな集落に分かれて住みついた。
その村落社会では、「家が存続し、その構成員は緊密な結合関係にあり、閉鎖的な人倫①共同体が形成された。
そこでは感情的、情緒的な人間関係が形成された。
その時代には、生産性が低いし、稲刈り期が短いので、合作しなければならない。
稲刈り期には近隣同士が助けあい、共同作業を行う習慣がある。
これは最初の集団意識であった。
1.2儒教思想からの影響
中国から伝えられた儒教は「仁」と「和」の思想を宣揚して、日本人の集団意識の形成に巨大な影響を与えた。
忠孝を重んずるその道徳は江戸時代以降特に広まり、「家制度」にもつながった。
たとえば、家長は絶対の権限を持ち、家族は「家」に従わなければならない。
家族の共通の目的、思考は「家」の発展するように努めることである。
また、家長の判断も「家」の発展を第一に考えなければならない。
この様な集団を形成することは多数の日本人にとって生存と生活に不可欠な古代からの方式で、時代を経るにつれて団結することが好きになるという社会習慣を生んだ。
1.3危機意識に由来する
日本は、環太平洋地震帯の上にあるため、世界屈指の地震国である。
1995年、兵庫県神戸市を中心に大きな地震が起き、死者6000人以上を超え、被害を被った。
また、1923年9月1日に発生したマグニチュ-ド7.9の関東大震災もよく知られており、そのとき、下町を中心に火災が発生し、死者、行方
①人倫:
ア、人と人との間の道徳の秩序。
親子、夫婦、長幼、友達の間で道徳的に取るべき道。
イ、
「哲」(ドイツ)ヘーゲルの用語。
理性的意志が客観化された形態で、家族、市民、社会、国家として現れる。
ウ、人。
人々。
人間。
「慈悲な心なからんは、人倫にあらず。
(徒然草128)
不明者は14万2000人を超えた。
それ以外、日本は火山、台風、豪雪、津波などの自然災害の多発国であり、「自然災害の博物館」とまで呼ばれる。
自然からの恐れだけではなく、島国の閉鎖と開国の体験として、資源の欠乏などそれぞれの危機感を抱いて、特に競争心の強い日本人が常に危機感を感じるのは島国根性であるといわれる。
ある日本人は「日本は一つの大加工工場ですから、誰かが首を絞めないかと心配するのです。
」と言った。
このような感じは日本人
の共通認識をもっている。
この意識をもっている日本人は、個体の力の弱さと集団の強さを認識するし、集まらないとできないという気持ちを持っているらしい。
そのため、集団意識が思想的に成立している。
二、日本人の集団意識は日本人の性格への影響
一人一人の人間をとってみれば、みんながそれぞれ違うと言える。
よく似た人があるだろうが、詳細に観察してみれば、一人一人どこかが違っている。
顔たちが違う、性格や趣味が違う、ものの考え方も違うというように、十人十色である。
それをその人の個性という。
そのように、一方では人間としての共通の普遍的体質を持ちながら、他方では一人一人みんな違った個性を持っているというのが、現実の人間姿である。
そして、それは単に個々人の場合だけでなく、国家とか民族といった共同体の場合でも同じことだと思う。
やはりひとつの民族には他の民族には見られない独特の体質とか気質があり、ひとつの民族には他の国民とは違った性格なり国民性があると思う。
そして人間としての共通性を持ちながら、その場所の気候風土、自然条件の差異によって、それぞれに特有の個性を持った人間となったわけである。
それが人種とか民族とか言われるものの始まりだと思う。
その個性はその国の特性である。
日本人の集団意識は日本人の国民性の中に重要な意識である。
それは日本社会の発展と歴史に大きな影響を及ぼしただけではなく、日本の民族の性格形成にも影響した。
日本人の集団意識の様々な特性は自らの言動が矛盾し、複雑に入り組む日本人の心理状態、生活様式と思惟の方式を生み出
した。
2.1同一性
日本人は一般に他人とはかけ離れた行動をとることを好まない。
したがって、自分の行動を決めるにあたっては、他人がどう行動しているか、あるいは他人からどう思われるかに気をかけたり、それに影響されたりすることが多い。
日本人は仲間外れにされることを恐れる。
そのため、強く自分を主張することよりも、周囲と同調して、たとえ意見が違ったとしても
「丸くおさめる」ことを好む。
つまり自分自身の考えを持って目立つこと
よりも、人の考えに同調して「平均化」しようとする。
「出る杭は打たれる」
②ということわざの言うように、日本人の強い中流意識が代表的な処世術だ
と端的に表されている。
このような見方、態度、行為は時の流れにしたがって、日本の国民の普遍性となっている。
たとえば、欧米人は自分の意思や意見を直接相手にぶつけて強く自己主張するに反し、日本人は相手の気持ちや立場を察して、それも考慮に入れて発言したり行動したりする傾向が強い。
さらに、日本人にはイエス、ノーをはっきり表明しない傾向がある。
そのため、日本人の同一性は、無用の摩擦を避けようとする古くからの伝統などに基づくものである。
日本人は第二次世界大戦における玉砕や集団自決の悲劇、一億一心のスローガンがたくさんあった。
また、今日、企業経営、サラリーマン社会などにおける集団の和の重視、果たしては学校の生徒の制服に至るまで、広く深く根が張っている。
集団社会の中で同調性がもっとも望ましい性質とされ、みんな一丸となって行動を起こすことが理想的とされてきた。
たとえば、衣服からみると、日本は一番制服が多い国かも知れない。
警察、車掌、店員、ウェーターなどが制服があるし、小学校、中学校、高校さえ統一の制服がある。
これは日本人にとって、統一の制服を着れば、集団に属する感覚が生まれて、同一性が表現されている。
2.2序列性
②出る杭は打たれる:
頭角を現す者はとかく他の人から憎まれ邪魔をされる。
余計なことをする者は他
から制裁を受ける。
日本人は自分がある集団に属しているという意識、つまり集団志向が強い。
そして、日本人が集まると、その集団の中での序列が重要な意味をもっている。
席に着く順序があり、日本式の和室では、入口の反対側にある
「床の間」の前が上座であり、入口付近が下座になる。
年齢の上や地位の高い人が「上座」に座る。
日本人はあまり謙遜であるかも知れない、多くの人が下座に座ろうとして、座る場所がなかなか決まらない、という場面がしばしばある。
民主化、平等化が進む近代社会なのだから、日本の社会は疑いなく徹底した実力主義をとっているに違いないと思われるが、実は、日本の多くの職場では個人の能力差は最小限に考えられ、年功序列という不平等が幅をきかせている。
年功序列とは同じ年次に入った人たちが同じ階層を構成し、給料と地位ではほぼ同じ取扱いを受ける。
勤続年数が長くなるに従って、給料と地位が上昇していく慣行のことである。
集団では年齢、入社年次、勤務期間が長いか短いかなどによってタテの序列ができている。
人々は自分が序列のどの位置にいるかを常に意識して行動する。
企業や官公庁などの職場はこのような序列関係がもっとも顕著である。
また、日本語の中に尊敬語や謙遜語が存在するのもそのためであるし、結婚式の席順やスピーチの発言順までが常に序列を意識して行われる。
日本の集団は、職場はもとより、地域の集まりや趣味の習い事のグループであっても、その集団を構成する人々の結びつきが強く、集団の中での地位の上下関係が重視され、それにしたっがて振る舞うことを期待されるケースが多い。
こうした序列社会では、情緒的な一体感が生まれやすいのである。
日本の集団主義もこれによって支えられていると言える。
このような社会現象は世界でも特異なものだとよく言われる。
でも、最近は変化しつつある。
日本経済は低成長期に入っているので、多くの企業が昇進や給与を決める場合、能力重視の傾向を一層強めている。
さらに、従業員の高齢化や定年延長などによって人件費がかさむことから、年功序列型の給与体系を見直す企業も増加している。
2.3組織性
日本人は自分の属している組織との一体化を図り、自分を犠牲にしてもその組織のために懸命に尽くす。
このような組織との一体化、組織への忠誠は端的に日本人の集団意識を表現している。
日本人は組織の中で泳ぐという言葉がある。
自分がどこの所属をしているかを常に意識する。
この組織の中で自分の位置づけや役割を明確しないと落ち着かない。
それで自分の位置づけにしたがって行動する。
集団主義といわれるように、集団では、異を唱えたり、背をむけたりするものには
「村八分」③という処罰がある。
これは「内」と「外」という意識が強いという表現である。
個々の人々はこの「うち」を離れると、うまくいかないと意識し、周りの人々は、誰でもこの「内」を守らなければならないと意識している。
「旅の恥はかき捨てて」④という言葉があるが、これは「外」の社会に入った時の日本人の意識をよく表している。
「外」の社会では、自分を暖かくするので、周りに対して勝手な行動が許されると思う傾向がある。
「内」の人関係では絶対にしないことが「外」の人に対して平気で行われたりするのである。
日本の企業も集団主義といわれるように、人間関係の和を重視する。
そのために、企業ではフォーマル及びインフォーマルなさまざまな催し物が行われる。
一般に人生の大半を一つの会社で過ごすためにおのずとつきあいは会社中心となり、こうした人間関係を円滑にすることはビジネスマンにとって重要な条件でもある。
多くの
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