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3.1 ものの哀れ精神4
3.2 人和精神4
おわりに6
参考文献7
謝 辞8
はじめに
周知の通り、日本の茶道は中国の茶藝から発展してきた。
でも、中国の茶藝をそのままに吸収するのでなく、変容して日本化されるのである。
でも、日本の茶道は特別な過程によって形成したのである。
日本茶道の外在表現は主に簡素で、静かな優美な印象を人々に与える。
これは茶道の伝播者達の身分とは密接した。
本論文に検討したい「一期一会」と「和敬清寂」茶道精神を土台に日本人の精神を論述したい。
日本人の精神について日中両国の学者は牛毛のような多くの研究や著作がある。
川胜平太(1987)は『文化と文明』という著作に日本の文化と文明について論述した、第3章に主に日本人の文化に含む日本人の精神についてそれぞれに検討した。
日本人である作者は四章に分けて、「日本人の恥精神」、「日本人の集団精神」、「日本人の哀れ」、「日本人の人和、礼儀精神」を書いた。
これに対して中国の方面も類似した著作がある、郑春英(2001)は《日本人の精神発展》に日本人の精神思想を歴史発展の視角で、その成因をそれぞれに分析した。
例えば「集団主義精神」は主に日本の自然原因で形成した。
「哀れ」は主に日本の桜から生じた、人生の輝かしい時に零れることを崇拝する同時に、このような自然法則を違反することはできなかった。
また、両国の学者は日本の茶道についての研究はもっと多かったです。
日本人の茶道起源についての研究は滕軍の《日本茶文化概论》、周文棠の《茶道》と汤正良の《日本茶道逸事》などがある。
精神方面の研究は刘毅、窦重の《“和敬清寂”与“茶禅一味”》、久松真一の『日本文化的使命と茶道』と于丽萍の《中日茶文化精神内涵的比较》などがある。
これらの研究は主に日本茶道に含む精神について研究を行った。
しかし、茶道文化に含む精神と日本人の精神をまとめての研究すくないです。
拙論は日本の茶道文化から日本人の精神について少し論述したい。
1 日本茶道の定義
18世紀から今にいたるまで、日本には多くの茶道の宗匠、茶道哲学者が茶道論を展開してきた。
本論文においては代表的な僧侶だけの定義について取り上げるつもりです。
藪内紹智(1678-1745)は『源流茶話』に「茶道ハ我朝世教の一路にして尤儒釈に公有というべき物也茶道ハ正直清浄礼和質朴を宗とし、清浄を以て心をやさしなひ、正直を以て世間に接し、礼譲を以て人に交り、質朴を以て身をさむ此道を以て心の師友とし、身を修、道を行ふのたすけとせは、真の茶人、茶の徳共申べき者也」と書くように、茶道は仏思想から大きな影響を受けた日本独特な文化であり、茶道修業は修身の助けであると主張した。
鵬雲斎は著書『「茶経」とわが国茶道の歴史的意義』の中で、「茶を喫するという極めて日常茶飯の行為を通して、他世界的な世界への超脱を意図するという特有の文化を形成したのが茶道であった。
」と茶道を定義する、本定義の「他世界的な世界への超脱を意図する」は仏家思想のと合致した。
岡倉覚三は『茶の本』の中で、「茶道は日常生活の俗事の中に存在する美しきものを崇拝することに基づく一種の儀式であって、純粋と調和、相互愛の神秘、社交秩序のローマン主義を諄々と教えるものである。
」と定義を付けている。
以上は日本の茶道について各茶道宗匠がつけた定義である。
それらの定義から、日本の古代茶師が茶文化への理解が分かる。
また、これは日本人の精神思想の体現かもしれない。
2 茶道の精神
藪内紹智(1996)の手本によって、茶道の精神というと三つが主要精神と見なされる。
即ち、「一期一回」「和清静寂」「独坐」である。
しかし、「一期一回」と「和清静寂」は最も日本人の精神思想を体現できる。
だから、本部分において茶道の体現した精神をあきらかにしたい。
2.1「一期一回」
日本の茶道においては「一期」は「一期一命」、「一生」の意味である。
「一期一会」とは、一生にただ一度の出会いを大切にしなさいという意味である。
これは茶人たちが茶事を行われる時に持った気持ちである。
この観点は仏教の無常観から生まれた、この無常観から日本の茶道に伝達したようである。
宇宙は無常であり、人の生死も友人の離合も無常である。
人の命は短くて弱いものと見なされる。
これは人生の実態である。
仏教の無常観は茶人と客に緊迫感を与えている。
主人は床の間に飾る掛け軸や花、茶碗などの道具を心込めて用意する。
一方、客はそれらのものから主人のもてなしの心を思い、感謝の気持ちを持つのである。
このような簡単な装飾は「一期一会」の精神層面の思想を通して生命の充実感を感じ取る。
茶席が終わって主客共々に名残り尽きないと思うが、別れの挨拶を済ませて客が帰路に至って、客の姿が見えなくなるまで見送りすることが肝要である。
客を見送った後、にじり口から入り炉前で座り「今日一期一会済みて、ふたたび返らざる事を観念し、あるいは独服をいたす事、一会の極意の習いなり。
」として、この会が再び戻ってこないことを観念し、落ち度が無かったかを反省しながら自服することが一会の習いであるといっている。
2度とない人生ですから茶会だけでなく何事にも一生懸命で行うことが一期一会の心である。
以上は「一期一会」が体現できる仏家文化である。
2.2「和清静寂」
日本茶道でも、仏家の思想でも「和敬清寂」は「四則」と呼ばれている。
これは両者における最も重要な理念である。
その含まれた主旨は主体の「無」、即ち主体に対する絶対に否定することである。
しかし、この主旨は実体層面の無形である。
「和敬清寂」は「無」から派生した四種類の現象であり、有形の理念として「無」の変身である。
この四つの抽象的な事物により、それぞれ日本茶道芸術の千万種類の形式を生まれた。
例えば、茶室建築、道具、茶菓子などが仏家の無形思想が体現した、それは秩序なく陳列されたのであるから。
逆に言えば、茶道芸術のすべての現象は「和敬清寂」という理念に納められ、この理念もまた主体の「無」に納めれれる。
仏家精神思想の心を表す言葉「和、敬、静、寂」について紹介しよう。
「和」は調和の和人と人々と自然すべてのバランスにおける和の精神。
「敬」は相手を敬うこと。
相手を尊敬しゆずり合う心があれば穏やかな心となる。
「清」は清掃清潔外見だけでなく心の美しさ。
「寂」は静寂でありしんとしたなかにもどっしりと落ち着いている様。
「和、敬」は仏家思想においては人間関係を指し、しかし、日本の高僧によって茶道に引用した、この方面から見れば、茶を飲むことを通して互いを尊敬し合い、心の交流を目指す。
「清、寂」は仏家においては環境、雰囲気を指し、茶道に運用した後、安らかで静かな茶室と素朴な茶器がそれらの外在表現である。
こんなところに人に穏やかさと内省の機会を与えることができる。
寂の実現は和、敬、清が実現した後に自動形成した。
即ち、「お互い仲良く(和)敬いあって(敬)、見た目だけでなく心も清らかに何事にも動じない心(寂)を持ちなさい」という意味である。
これらの表面的な現象は「和敬清寂」という四規の一部だけを表している。
以上の分析から見れば、「一期一会」でも、「和敬清寂」でも、仏家とは密接した関係がある。
主に仏教に存在した「人和精神」、「物の哀れ精神」等の精神が日本の茶道にも見える。
それで、この二つの精神を詳しく分析しよう。
3 日本人の精神
日本人の精神思想というと幾つかのが挙げられる。
例えば、「集団主義精神」、「人和精神」、「物の哀れ精神」、「恥精神」などがある。
本論文の冒頭に書いたのように「集団主義精神」は日本の自然環境とは密接した関係がある、厳しい自然環境を抵抗中に形成した日本式の精神である。
本論文に討論した日本茶道から日本人の精神を論述すれば、「和敬清寂」から見られる「人和精神」と「一期一会」に対応した「物の哀れ精神」が最も顕著であると筆者は思う。
3.1 ものの哀れ精神
もののあはれと言う定義ははじめに出たのは文学の創造表現である、それは平安時代の王朝文学を知る上で重要な文学的・美的理念の一つ。
折に触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、しみじみとした情趣や哀愁。
日常からかけ離れた物事に出会った時に生ずる、心の底から「ああ」と思う何とも言いがたい感情。
ものの哀れ表現した精神は「日々、同じようなことの繰り返しのように見えても、時は流れ、変化し、そして循環しています。
」のような人類にとって変われない自然法則である。
これは日本茶道の「一期一会」とは類似である、「一生にただ一度の出会い。
」なんとか人に「遺憾」な感じを与えるのであろう。
以上分析した茶道の「一期一会」の核心思想は人との出会い、これもまた、もう二度と巡ってくることがない、ただ一度きりのものとして、今、最高のおもてなしをするという美学です。
特に、宇宙は無常であり、人の生死も友人の離合も無常である。
仏教の「物の哀れ」は茶人と客に緊迫感を与えている。
このような精神は歴代の茶道大家に広がれ、今日の日本人へ影響を与える。
この意味から見れば「桜」が表現した「もののあわれ」とは類似である。
一つの桜びらは世界中においてはただ一つがある、「ただ一度きり人に現した」。
そういえば、茶道に由来する「一期一会」という茶道言葉も、日本人の「物の哀れ」精神文化を体現できるのであろう。
3.2 人和精神
茶道に含む「和敬清寂」は「和」を主要位置に置く。
中国から伝えられた儒教は「仁」と「和」の思想を宣揚して、中国の唐の時代から日本人に多大な影響に与えた。
この二つの思想は日本の会社のいろんな方面で表現される。
「天地之間,以和為貴。
」という中国儒学の哲学思想を汲み取って、「和」を尊ぶである。
しかし、「人和」精神を系統に実現したのは日本人である。
このような精神はの提唱者は千利休で、「お互い仲良く(和)敬いあって(敬)、見た目だけでなく心も清らかに何事にも動じない心(寂)を持ちなさい」は核心です。
今、日本人の「人和」精神は幾つかの方面に運用した、例えば、企業内で、仲よくいっしょに暮らすを提唱し、企業で和やかな仕事環境を作り出す。
家族内「人和」精神は、調和のよく人間関係を必要とする。
したがって、「和為貴」という思想は現代日本人精神に核心である。
一つの重要な特色は、儒学の仁愛、調和思想を国家精神の中に貫くことである。
経済時代に、「和能生財」という経営哲学を非常に高く評価されている。
それによって、濃厚的な人情味が豊かである企業文化雰囲気になられた。
豊田紡織会社の創始者の豊田佐吉は、「天地人」を座右の銘としている。
つまり、『孟子』のなかでの「天時不如地利、地利不如人和」という言葉である。
日本企業は「株式会社」と呼ばれるというのは、企業が大家族のごとく、家庭内対抗を生かさないで、人々は家庭内の調和、結団を維持するという責任を持っている。
企業内では所有者と従事成員が雇用すると雇用されるの関係を強調しすぎないで、「父と子」の関係と考えなければならない。
企業は家産と家族の伸びるである。
言葉を換えていえば、企業内は「家内和合」の大家庭の雰囲気を形成することである。
「静、寂」は体現したのは人に対しても、事に対しても何かの大騒ぎを起こらないように対処するのは則である。
現代の日本大都市の町でも、地下鉄でも茶道文化の「静、寂」に合致する。
人に邪魔されない、人和精神を従うのであろう。
おわりに
本論文は日本人の茶道文化に含む「一期一会」、「和敬清寂」両精神を中心に日本人の精神を検討した。
本研究から「和敬清寂」から見られる「人和精神」と「一期一会」に対応したのは「物の哀れ精神」ことは分かった。
周知の通り、日本の茶道は中国の茶藝から発展てきた、現在においては日本人の精神思想となった、その中に含む幾つかの精神は積極的な意味がある、特に日本人の「人和精神」は我が国の人々にとって勉強する価値がある。
しかし、字数や時間の限制によって、幾つかの不足点がある。
例えばこの二つの精神は日本の社会にどんな影響を与えるのか、我が国にどんな点が指導意味があるのかはまだはっきりではない。
時間があれば、次の研究で明らかにしよう。
参考文献
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[27]藪内紹智.『源流茶話』.東京.小学館.1996
[28]川胜平太.『文化と文明』.東京.小学館.1987
謝 辞
小論は、研究方法の確定から完成までは、半年間ぐらいかかりました。
その間、指導先生から数え切れないご指導を賜りました。
先生は時間を惜しむことなく、論文の構成と執筆の仕方から、文法などの細かい点まで、親切に教えてくださいまして、心よりお礼申し上げたいです。
そして、大学での勉強と研究の期間中、担当先生からも多くの御示唆を賜り、また、同級生である諸君からも、いろいろなご協力をいただき、心から感謝の意を表したいです。
最後に、本稿を読んで、貴重なご指摘をしてくださった論文の審査員の方々にも、感謝の意をあらわせて頂きたいです。
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